※4月10日追記。復旧しました。
2011年04月08日
掲示板のアクセス障害について(復旧しました)
現在、 Rocket BBS にアクセス障害が発生しているため、一時的に掲示板にアクセスができない状態になっています。 Rocket BBS より、臨時措置として一時的にアドレス変更を行うという通知がありました。以下の URL で接続できるとのことです。
ttp://www3.rocketbbs.net/731/boumurou.html
※4月10日追記。復旧しました。
※4月10日追記。復旧しました。
2010年12月22日
文字コード変更
癪にさわったので、文字コードを全部 UTF-8 に変更してしまいました。
そもそも、「望夢楼」は開設当初 EUC-JP で書いていたのですが(もともとは大学の UNIX 端末で書いていたので)、2001年2月から ISO-2022-JP に変更したのです。 META タグの明示的な指定による文字化け対策が目的でした。なぜ ISO-2022-JP を選んだかといえば、当時はまだ UTF-8 は一般的ではなく、 Shift_JIS や EUC-JP を META タグで明示的に指定した場合、その頃はまだ使われていた古いブラウザ(Netscape Navigator 2.0)を混乱させてしまう、という問題があったからです。
まあ、今更そんな大昔のことに配慮する必要もないだろうし、だったら将来のことも考えて UTF-8 にしておこう、ということで。たぶん不具合はないとは思いますが、もしあるようでしたらご教示くださいませ。
そもそも、「望夢楼」は開設当初 EUC-JP で書いていたのですが(もともとは大学の UNIX 端末で書いていたので)、2001年2月から ISO-2022-JP に変更したのです。 META タグの明示的な指定による文字化け対策が目的でした。なぜ ISO-2022-JP を選んだかといえば、当時はまだ UTF-8 は一般的ではなく、 Shift_JIS や EUC-JP を META タグで明示的に指定した場合、その頃はまだ使われていた古いブラウザ(Netscape Navigator 2.0)を混乱させてしまう、という問題があったからです。
まあ、今更そんな大昔のことに配慮する必要もないだろうし、だったら将来のことも考えて UTF-8 にしておこう、ということで。たぶん不具合はないとは思いますが、もしあるようでしたらご教示くださいませ。
2010年12月17日
文字化け問題
Internet Explorer に最新のアップデートを施した場合、 ISO-2022-JP (JISコード)が判定できなくなっているようです。セキュリティパッチ MS10-090 を適用した場合、 JIS エンコーディングの自動検出が無効になるようです。
http://support.microsoft.com/kb/2467659/ja
http://blogs.msdn.com/b/ie_jp/archive/2010/12/17/ms10-090.aspx
「望夢楼」はほとんど全部 ISO-2022-JP で書かれていますので、リロードしないと正しく表示されないようです。あー、同時代史学会の方も文字化けしてしまっている……。
普段 Firefox を使っているので気付かなかった……とゆーか、全部書き直せというのかっ! えーい、何を考えてるんだぁっ! 閲覧者の方でどうにかしてもらう問題でもないし。
http://support.microsoft.com/kb/2467659/ja
http://blogs.msdn.com/b/ie_jp/archive/2010/12/17/ms10-090.aspx
「望夢楼」はほとんど全部 ISO-2022-JP で書かれていますので、リロードしないと正しく表示されないようです。あー、同時代史学会の方も文字化けしてしまっている……。
普段 Firefox を使っているので気付かなかった……とゆーか、全部書き直せというのかっ! えーい、何を考えてるんだぁっ! 閲覧者の方でどうにかしてもらう問題でもないし。
2010年11月20日
「望夢楼」15周年/「金銀島」
というわけで15周年を迎えてしまいました。
何もしないのもなんなので、「金銀島」に4年半ぶりに新章を追加しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp02/03Chipangu.html
【第3章】ジパング何処(上)
また、沖ノ鳥島関連年表も更新しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/chronicle.html
何もしないのもなんなので、「金銀島」に4年半ぶりに新章を追加しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp02/03Chipangu.html
【第3章】ジパング何処(上)
また、沖ノ鳥島関連年表も更新しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/chronicle.html
2010年05月01日
本館更新(沖ノ鳥島関連年表・詳註版)
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/chronicle.html
沖ノ鳥島関連年表
年表も更新。
可能な限り出典を明記するようにしました。たぶん間違いなく宇宙一詳しい沖ノ鳥島史年表。エネルギーの無駄遣い(笑)。千葉県史年表編纂の経験から、出典不明の年月日というものにはさんざん振り回されましたし、明記しておかないと自分でもどこからとったのか忘れてしまうんですよね。じつのところ、年表はこのくらい詳しくないと使い物にならないのです。
沖ノ鳥島関連年表
年表も更新。
可能な限り出典を明記するようにしました。たぶん間違いなく宇宙一詳しい沖ノ鳥島史年表。エネルギーの無駄遣い(笑)。千葉県史年表編纂の経験から、出典不明の年月日というものにはさんざん振り回されましたし、明記しておかないと自分でもどこからとったのか忘れてしまうんですよね。じつのところ、年表はこのくらい詳しくないと使い物にならないのです。
本館更新(消えたハワイ・クリッパー飛行艇)
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/extra/Hawaii-Clipper.html
久々の本館更新です。「消えたハワイ・クリッパー飛行艇――沖ノ鳥島最初(?)の新聞報道」を公開しました。
もとはといえば、各種新聞記事データベースで何の気なしに「沖ノ鳥島」を検索してみて、たまたま、1938年7月に起こった、パン・アメリカン航空の太平洋横断飛行艇が跡形もなく消え失せてしまった、という、この不可解な事件にぶちあたったのがきっかけでした。一見すると簡単に書けそうでしたが、これがまたかなりの難物。そもそも戦前の航空機事故については文献が少なく、どこから手をつけていいのかもわからない。
さらに困ったのが、この事故を日本海軍の陰謀だとする珍説が存在すること。いくら日本軍が残忍で無謀で謀略好きだといっても、旅客機を一機丸ごと、しかも乗員・乗客ごと消し去っておいて、そのことが半世紀以上もバレないとはおよそ考えられない。とはいえ、ありそうもない、というだけで済ませるわけにもいかない。おかげでいろいろ余計なことを調べる羽目になってしまいました。
ところで、この事件で本当に不思議なのは、これだけの事件がすっかり忘れ去られてしまっていることかもしれません。普通なら奇現象研究家が喜んで飛びつきそうなものですが、そんなこともないようです。この前年に起こったアメリア・エアハートの失踪事件が、現在でも航空史上最大のミステリー扱いされているのとはえらい違いです。
本篇ではあまり詳しく書きませんでしたが、調べていくいちに一番呆れたのが桂林号事件でした。1938年8月24日、日本海軍機が中国の民間機を珠江上空で誤認(?)攻撃して不時着させ、浙江財閥の大物2人を含む14人を死なせておいて、「危険空域を飛んでいた方が悪い」と開き直った、という代物。民間機撃墜の歴史の発端を作ったのは他ならぬ日本であったわけです。しかも、この事件もまた、すっかり忘れ去られてしまっている。
久々の本館更新です。「消えたハワイ・クリッパー飛行艇――沖ノ鳥島最初(?)の新聞報道」を公開しました。
もとはといえば、各種新聞記事データベースで何の気なしに「沖ノ鳥島」を検索してみて、たまたま、1938年7月に起こった、パン・アメリカン航空の太平洋横断飛行艇が跡形もなく消え失せてしまった、という、この不可解な事件にぶちあたったのがきっかけでした。一見すると簡単に書けそうでしたが、これがまたかなりの難物。そもそも戦前の航空機事故については文献が少なく、どこから手をつけていいのかもわからない。
さらに困ったのが、この事故を日本海軍の陰謀だとする珍説が存在すること。いくら日本軍が残忍で無謀で謀略好きだといっても、旅客機を一機丸ごと、しかも乗員・乗客ごと消し去っておいて、そのことが半世紀以上もバレないとはおよそ考えられない。とはいえ、ありそうもない、というだけで済ませるわけにもいかない。おかげでいろいろ余計なことを調べる羽目になってしまいました。
ところで、この事件で本当に不思議なのは、これだけの事件がすっかり忘れ去られてしまっていることかもしれません。普通なら奇現象研究家が喜んで飛びつきそうなものですが、そんなこともないようです。この前年に起こったアメリア・エアハートの失踪事件が、現在でも航空史上最大のミステリー扱いされているのとはえらい違いです。
本篇ではあまり詳しく書きませんでしたが、調べていくいちに一番呆れたのが桂林号事件でした。1938年8月24日、日本海軍機が中国の民間機を珠江上空で誤認(?)攻撃して不時着させ、浙江財閥の大物2人を含む14人を死なせておいて、「危険空域を飛んでいた方が悪い」と開き直った、という代物。民間機撃墜の歴史の発端を作ったのは他ならぬ日本であったわけです。しかも、この事件もまた、すっかり忘れ去られてしまっている。
2009年11月22日
10年目の間違い
うっかりしていましたが、じつは11月20日で「望夢楼」開設14周年でした。
ここしばらく「幻想諸島航海記」の再チェックを進めているのだが、いくつか間違いを見つけては冷や汗をかいている。
たとえば「中ノ鳥島(その3)」にあった「詐欺取材犯」は「詐欺取財犯」の誤字。
もっと大きなところでは、「中ノ鳥島(その1)」で
>ちなみに、「南方諸島」には南鳥島の南西に「ロス・ジャルディン諸島 軍艦満州之ヲ見ス(大正十五[1926]年)」という記載があった。
と書いていたのだが、国会図書館で現物を再確認したところ、第48号「南方諸島」(1913年)ではなく第800号「太平洋北西部」(1937年)の間違いだった。おそらくはメモの写し間違いだと思うのだが、最初に執筆してから10年もの間気づかなかったのだから、いささかマヌケではある。すみません。お詫びして訂正します。
この程度ならまだ部分訂正で済むのだが、「ロス=ジャルディン諸島」についてはそうはいかなくなってしまった。主たる典拠としていた G. S. Bryan, "Los Jardines (E.D.)," United States Naval Institute Proceedings, Vol. 66, No. 4, April, 1940, pp. 520-523. という文献自体に、かなりの大きな事実誤認があることが判明してしまったからである。もっとも、おかげで、この島々がなぜ幽霊島になってしまったのか、という謎解きもできたのだが。
そういうわけで、やむをえず長文の「追記」をつけたので、どうかご参照ください。なお、せっかくなので、ついでに1960年(昭和35)発行の海図に掲載された「ロス、ジャルディン諸島(E.D.)」も紹介しておきました。
ここしばらく「幻想諸島航海記」の再チェックを進めているのだが、いくつか間違いを見つけては冷や汗をかいている。
たとえば「中ノ鳥島(その3)」にあった「詐欺取材犯」は「詐欺取財犯」の誤字。
もっと大きなところでは、「中ノ鳥島(その1)」で
>ちなみに、「南方諸島」には南鳥島の南西に「ロス・ジャルディン諸島 軍艦満州之ヲ見ス(大正十五[1926]年)」という記載があった。
と書いていたのだが、国会図書館で現物を再確認したところ、第48号「南方諸島」(1913年)ではなく第800号「太平洋北西部」(1937年)の間違いだった。おそらくはメモの写し間違いだと思うのだが、最初に執筆してから10年もの間気づかなかったのだから、いささかマヌケではある。すみません。お詫びして訂正します。
この程度ならまだ部分訂正で済むのだが、「ロス=ジャルディン諸島」についてはそうはいかなくなってしまった。主たる典拠としていた G. S. Bryan, "Los Jardines (E.D.)," United States Naval Institute Proceedings, Vol. 66, No. 4, April, 1940, pp. 520-523. という文献自体に、かなりの大きな事実誤認があることが判明してしまったからである。もっとも、おかげで、この島々がなぜ幽霊島になってしまったのか、という謎解きもできたのだが。
そういうわけで、やむをえず長文の「追記」をつけたので、どうかご参照ください。なお、せっかくなので、ついでに1960年(昭和35)発行の海図に掲載された「ロス、ジャルディン諸島(E.D.)」も紹介しておきました。
2009年07月09日
本館更新(「イキマ島」)
……えー、本篇ではじつに4年ぶりの更新となってしまいましたが、「幻想諸島航海記/Part 12 イキマ島」を公開しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/12/Ykima.html
この話、イキマ島の正体、というだけなら1行で済む程度の話なのです。島の位置関係を間違えてしまったために幽霊島が出来てしまい、それが延々150年以上にわたって地図上に載っていた、というだけの話です。が、いつもそうなのですが、探検史をたどっていくうちに予想外の発見が出てくるものです。今回、まさか尖閣諸島(釣魚台列嶼、釣魚島)とパイパティローマ(南波照間島)伝説とが直接からんでくるとは、書き出したときには想像だにしませんでした。で、尖閣についてきちんと説明するとなると、領有権問題が直接からんでくることもあり、また、日本側の領有や開拓の過程に曖昧なところがあるせいもあって、非常に面倒な話になってしまいますし。できる限り、現在の領有権紛争に入り込まない程度に、客観的に正確になるように書いてはみたのですが。
ともかく、お楽しみいただければ幸いです。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/12/Ykima.html
この話、イキマ島の正体、というだけなら1行で済む程度の話なのです。島の位置関係を間違えてしまったために幽霊島が出来てしまい、それが延々150年以上にわたって地図上に載っていた、というだけの話です。が、いつもそうなのですが、探検史をたどっていくうちに予想外の発見が出てくるものです。今回、まさか尖閣諸島(釣魚台列嶼、釣魚島)とパイパティローマ(南波照間島)伝説とが直接からんでくるとは、書き出したときには想像だにしませんでした。で、尖閣についてきちんと説明するとなると、領有権問題が直接からんでくることもあり、また、日本側の領有や開拓の過程に曖昧なところがあるせいもあって、非常に面倒な話になってしまいますし。できる限り、現在の領有権紛争に入り込まない程度に、客観的に正確になるように書いてはみたのですが。
ともかく、お楽しみいただければ幸いです。
2008年03月24日
掲示板の一時閉鎖・移転
望夢楼通信(本館掲示板)へのスクリプト spam に対する対処が困難になってきましたので、とりあえず外部レンタル掲示板(ロケットBBS)の中に避難所「望夢楼通信(臨時)」を設置することにしました。ただし、こちらを長期的な移転先にするかどうかは、まだ未定です。
また、これにともない、本館掲示板のほうはいったん閉鎖とします。書き込みはできなくなりますのでご了承ください。過去ログついてはとりあえず本館「望夢楼通信」を参照してください。
また、これにともない、本館掲示板のほうはいったん閉鎖とします。書き込みはできなくなりますのでご了承ください。過去ログついてはとりあえず本館「望夢楼通信」を参照してください。
2007年07月22日
本館更新(論文集)
「論文集」のコーナーを新設し、2年前に『千葉史学』に載せた論文「アジア太平洋戦争下における文部省の修史事業と「国史編修院」」を転載しました。(おおっ、珍しく研究者のサイトみたいなことをしている。)
http://homepage3.nifty.com/boumurou/monographs/#2005seishi
http://homepage3.nifty.com/boumurou/monographs/#2005seishi
本館更新(「沖ノ鳥島とアマチュア無線」ほか)
久々の更新となります。
「沖ノ鳥島の謎」に「沖ノ鳥島とアマチュア無線――“トラブル・アイランド”DXペディション小史」を追加しました。沖ノ鳥島におけるアマチュア無線局の運用についての話なのですが、本題と直接関係ないところで面白い話が多かったもので、また長くなってしまいました。なお、ぼく自身はアマチュア無線については全く経験がないので、無線家諸兄から見ればおかしな記述があるかもしれません。もし変なところがあればご指摘願います(関係者の多くはまだご存命のはずですし……)。
また、「沖ノ鳥島関連年表」を全面的に改稿しました。といってもまだ改稿途上なのですが。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/extra/DX.html
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/chronicle.html
「沖ノ鳥島の謎」に「沖ノ鳥島とアマチュア無線――“トラブル・アイランド”DXペディション小史」を追加しました。沖ノ鳥島におけるアマチュア無線局の運用についての話なのですが、本題と直接関係ないところで面白い話が多かったもので、また長くなってしまいました。なお、ぼく自身はアマチュア無線については全く経験がないので、無線家諸兄から見ればおかしな記述があるかもしれません。もし変なところがあればご指摘願います(関係者の多くはまだご存命のはずですし……)。
また、「沖ノ鳥島関連年表」を全面的に改稿しました。といってもまだ改稿途上なのですが。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/extra/DX.html
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/chronicle.html
2006年03月25日
本館更新(ワークワークの不思議な樹)
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp02/02Waqwaq.html
[金銀島【第2章】ワークワークの不思議な樹]を掲載。『千夜一夜物語』にも登場する、中世アラビアのなかば伝説的な黄金島、ワークワーク(ワクワク)の話です。あわせて[はじめに][第1章]にも手を加えました。
できれば「西遊記」放映中に掲載したかったな、という気もするのですが、間に合いませんでした。もっとも、じつはテレビドラマの方は、予告篇を見ただけで観る気が失せてしまい(いや、だっていきなり三蔵法師御一行が揃っているんだよ?)、まったく観ていないんですが。なお、「西遊記」といったい何の関係があるのだ、と思われた方は、ぜひ本篇をお読みください。
まあ、むしろ藤崎竜『Waqwaq ――ワークワーク――』(2004-05)の連載中に掲載しておけばよかった、という気もしないでもないですが。
次回は「ジパング何処」。いちおう6月ごろを予定してます。
……しかし、こういうのばっか書いてると、自分でも自分の専門がなんなのかわからなくなってくるな。
ちなみに、稗田礼次郎が「生命の木」(諸星大二郎『妖怪ハンター 地の巻』所収、集英社文庫、2005)の中で「キリシタンの弾圧下 殉教をかくごでおおぜいの宣教師が日本に潜入したのはなぜか それはそのころヨーロッパに 日本には金銀島があってそこには生命の木がはえているという伝説があったからだ」と語っている理由は、本稿を最後まで読んでいただければおわかりいただけるかと思います。……なんちって。いやまあ、実際に諸星大二郎氏がワークワークの話をご存知の上で、あのような話を書かれたのかどうかは存じませんが。
同作品を映画化した『奇談』はぼくも観ましたが、ひとつ残念だったのは、この金銀島のくだりや、『天地始之事』(拙稿「万里ヶ島」を参照のこと)のことについては、稗田礼次郎の台詞で簡単に済ませられていただけで、まったく掘り下げられていなかったことですね。プログラムでは全く言及されていない上に、原作者インタヴューでは、インタヴュアーがぜんぜん関係のない青森の「キリストの墓」なんぞを持ち出しているところをみると、もしかして映画制作者はどなたもこのあたりの話を知らなかったんでしょうか?
[金銀島【第2章】ワークワークの不思議な樹]を掲載。『千夜一夜物語』にも登場する、中世アラビアのなかば伝説的な黄金島、ワークワーク(ワクワク)の話です。あわせて[はじめに][第1章]にも手を加えました。
できれば「西遊記」放映中に掲載したかったな、という気もするのですが、間に合いませんでした。もっとも、じつはテレビドラマの方は、予告篇を見ただけで観る気が失せてしまい(いや、だっていきなり三蔵法師御一行が揃っているんだよ?)、まったく観ていないんですが。なお、「西遊記」といったい何の関係があるのだ、と思われた方は、ぜひ本篇をお読みください。
まあ、むしろ藤崎竜『Waqwaq ――ワークワーク――』(2004-05)の連載中に掲載しておけばよかった、という気もしないでもないですが。
次回は「ジパング何処」。いちおう6月ごろを予定してます。
……しかし、こういうのばっか書いてると、自分でも自分の専門がなんなのかわからなくなってくるな。
ちなみに、稗田礼次郎が「生命の木」(諸星大二郎『妖怪ハンター 地の巻』所収、集英社文庫、2005)の中で「キリシタンの弾圧下 殉教をかくごでおおぜいの宣教師が日本に潜入したのはなぜか それはそのころヨーロッパに 日本には金銀島があってそこには生命の木がはえているという伝説があったからだ」と語っている理由は、本稿を最後まで読んでいただければおわかりいただけるかと思います。……なんちって。いやまあ、実際に諸星大二郎氏がワークワークの話をご存知の上で、あのような話を書かれたのかどうかは存じませんが。
同作品を映画化した『奇談』はぼくも観ましたが、ひとつ残念だったのは、この金銀島のくだりや、『天地始之事』(拙稿「万里ヶ島」を参照のこと)のことについては、稗田礼次郎の台詞で簡単に済ませられていただけで、まったく掘り下げられていなかったことですね。プログラムでは全く言及されていない上に、原作者インタヴューでは、インタヴュアーがぜんぜん関係のない青森の「キリストの墓」なんぞを持ち出しているところをみると、もしかして映画制作者はどなたもこのあたりの話を知らなかったんでしょうか?
2006年03月07日
本館更新(著作目録)
http://homepage3.nifty.com/boumurou/main/papers.html
ちょっと必要があって、1998年以後に公表した私の全著作のリストを公開することにしました。
じつのところまともな論文がほとんどありません。お恥ずかしい限りです……。
ちょっと必要があって、1998年以後に公表した私の全著作のリストを公開することにしました。
じつのところまともな論文がほとんどありません。お恥ずかしい限りです……。
2005年12月29日
本館更新(金銀島伝説の黎明)
金銀島の連載をいよいよ始めました。[はじめに][【第1章】金銀島伝説の黎明]を掲載。
実は、11月末の段階で文章はほとんど出来上がっていたのですが、東南アジア古代史についてもきちんと押さえておかないと、などと考えているうちに、えらく手間がかかってしまいました。それにしても「長すぎて読む気がしない」などと言われないかと不安です。
次回は「ワークワークの不思議な樹」。3月あたりには掲載したいですね。お前にはこんなこと書いてる暇があるのか、と突っ込まれそうだしその通りなんだけど。
実は、11月末の段階で文章はほとんど出来上がっていたのですが、東南アジア古代史についてもきちんと押さえておかないと、などと考えているうちに、えらく手間がかかってしまいました。それにしても「長すぎて読む気がしない」などと言われないかと不安です。
次回は「ワークワークの不思議な樹」。3月あたりには掲載したいですね。お前にはこんなこと書いてる暇があるのか、と突っ込まれそうだしその通りなんだけど。
2005年11月20日
「望夢楼」10周年
2005年11月20日をもちまして、「望夢楼」は開設(1995年11月20日)から満10周年を迎えました。
この10年間、思いがけない出会いも何度かありました。あまり思い出したくないような失敗や間違いも何度かやらかしました。それでもここまで続けてこられたのは、ひとえに愛読していただいてくれる皆様のおかげです。ありがとうございます。
いたってマイペースな更新頻度で、期待していただいている皆様には大変申し訳ないことと思っております。今後も更新頻度が上がるとは思えませんが、どうか長い目で見てやってくださいませ。
いつまで続けられるかどうかは誰にもわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。
なお、10周年記念企画として「金銀島」の連載を始めることにしました。とりあえず予告のみ掲載します。
この10年間、思いがけない出会いも何度かありました。あまり思い出したくないような失敗や間違いも何度かやらかしました。それでもここまで続けてこられたのは、ひとえに愛読していただいてくれる皆様のおかげです。ありがとうございます。
いたってマイペースな更新頻度で、期待していただいている皆様には大変申し訳ないことと思っております。今後も更新頻度が上がるとは思えませんが、どうか長い目で見てやってくださいませ。
いつまで続けられるかどうかは誰にもわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。
なお、10周年記念企画として「金銀島」の連載を始めることにしました。とりあえず予告のみ掲載します。
2005年09月29日
本館更新(「1930年代の沖ノ鳥島と観測所工事」)
「沖ノ鳥島の謎」に「【資料集】1930年代の沖ノ鳥島と観測所工事」を付け加えました。
1930年代の沖ノ鳥島の状況は具体的にどのようなものだったか、ということはあまり知られていないので、戦前の珍しい写真などをひっぱりだしてきてみました。よろしければご参照ください。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/observatory.html
1930年代の沖ノ鳥島の状況は具体的にどのようなものだったか、ということはあまり知られていないので、戦前の珍しい写真などをひっぱりだしてきてみました。よろしければご参照ください。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/sp01/observatory.html
2005年09月15日
本館更新
本っっっ当に久しぶりの更新になります。
「幻想諸島航海記」に「万里ヶ島――かくれキリシタンから南シナ海の国際紛争まで」を掲載しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/11/Manrigashima.html
2年前に書いた「瓜生島」と少し題材が重なってしまっているのがアレですが……。
「幻想諸島航海記」に「万里ヶ島――かくれキリシタンから南シナ海の国際紛争まで」を掲載しました。
http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/11/Manrigashima.html
2年前に書いた「瓜生島」と少し題材が重なってしまっているのがアレですが……。