2010年03月06日

セルカン・プラン対帝国大学

 「セルカン・プラン」の続き。ついに前代未聞の学位剥奪だそうで。

博士の学位授与の取消しについて(東京大学・2010年3月5日)
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_220305_j.html

 中央公論新社も著作『ポケットの中の宇宙』を絶版処分にしたとのこと。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100306-OYT1T00373.htm
盗用東大助教の著書、中央公論新社が絶版に(読売新聞・2010年3月6日)

 ようやく、という気もしますが、問題の表面化から4ヶ月ですから、まずまずの結果でしょう。解雇よりも学位取り消しのほうが先に来たのは、東大も事態の深刻さを認識して慎重になった結果ではないか、おそらくさらにきちんとした調査結果が発表されるはず……と期待したいところです。
posted by 長谷川@望夢楼 at 21:31| Comment(5) | TrackBack(0) | 疑似科学・懐疑論・トンデモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あー,やっと動きが出たようですね。最善の結果を期待します。でもセルカン・プラン氏が,逆ギレして,「東京大学暗黒帝国」みたいな,支離滅裂なトンデモ的暴露本を出すのかなと,不安がよぎります。あと,「これは,私だけが悪いのではなく,東京大学も半分以上責任がある。全く不当だ!!」と,東京大学相手に裁判を起こすのかなと,心配です。セルカン・プラン氏には,誠実に真実を告白していただきものです。仮に処分が下されても,真摯に受け止めていただき,一から学術活動していただきたいと,個人的に思っています。
Posted by ダグラスリーフ at 2010年03月09日 01:25
ごめんなさい。名前を間違えました。「セルカン・プラン氏」→「アニリール・セルカン氏」でした。申し訳ありません。
Posted by ダグラスリーフ at 2010年03月09日 01:42
 すみません、私のしょーもない駄洒落で混乱させてしまいまして。
 日本ではおそらくもうまともに相手にされないと思いますし、東大を告訴することもない(そんなことをすれば確実に墓穴を掘る)と思いますが、トルコで「日本人に迫害された」などと言い出しかねないという問題はありますね。
 あと、確認できただけで全体の約4割という大規模剽窃(しかも「悪質な盗用」と断定された箇所が11、その疑いが強いとされた箇所が10)を全く見抜けなかった、という点で、学位審査に問題があったことは確実なので、そういう意味で東大大学院工学系研究科は間違いなく責任を免れないでしょう。本人への懲戒は当然として、審査関係者も見解を明らかにすべきではないかと思う次第です。
Posted by 長谷川@望夢楼 at 2010年03月10日 04:09
法学部卒で、博士論文とは縁がありませんが、
これって見抜けない物でしょうか?
しかも論文博士ではなく課程博士なので、
普段やっていることを把握していれば、何か
変だ位判る気がしますが。
理系は違うのかな?
そういえば、4月から阪神地区の大学で教え
ますが、レポートにウェブ丸写しが時々ある
ので、注意するようにアドバイスされました。
学部生ならやりかねないのですが。
Posted by カスパー at 2010年03月27日 16:54
私も歴史学しか知りませんけど、未公表論文からの引き写しというのならまだしも、四割が発表済みの文章からの引き写し、というのでは、学位認定の杜撰さを批判されても仕方がないと思います。だいたい、そこまで盗用したら、普通はほとんど新しいことを言えなくなるので、そもそも学位論文として成立しなくなるんじゃないかと思いますけどね。
Posted by 長谷川@望夢楼 at 2010年03月29日 04:16
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