博士の学位授与の取消しについて(東京大学・2010年3月5日)
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_220305_j.html
中央公論新社も著作『ポケットの中の宇宙』を絶版処分にしたとのこと。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100306-OYT1T00373.htm
盗用東大助教の著書、中央公論新社が絶版に(読売新聞・2010年3月6日)
ようやく、という気もしますが、問題の表面化から4ヶ月ですから、まずまずの結果でしょう。解雇よりも学位取り消しのほうが先に来たのは、東大も事態の深刻さを認識して慎重になった結果ではないか、おそらくさらにきちんとした調査結果が発表されるはず……と期待したいところです。
日本ではおそらくもうまともに相手にされないと思いますし、東大を告訴することもない(そんなことをすれば確実に墓穴を掘る)と思いますが、トルコで「日本人に迫害された」などと言い出しかねないという問題はありますね。
あと、確認できただけで全体の約4割という大規模剽窃(しかも「悪質な盗用」と断定された箇所が11、その疑いが強いとされた箇所が10)を全く見抜けなかった、という点で、学位審査に問題があったことは確実なので、そういう意味で東大大学院工学系研究科は間違いなく責任を免れないでしょう。本人への懲戒は当然として、審査関係者も見解を明らかにすべきではないかと思う次第です。
これって見抜けない物でしょうか?
しかも論文博士ではなく課程博士なので、
普段やっていることを把握していれば、何か
変だ位判る気がしますが。
理系は違うのかな?
そういえば、4月から阪神地区の大学で教え
ますが、レポートにウェブ丸写しが時々ある
ので、注意するようにアドバイスされました。
学部生ならやりかねないのですが。