2010年02月11日

「建国記念の日」とは?

「二〇〇〇年六月二十日の非公式の対談で、龍谷大学で地域政策を担当している富野暉一郎教授のゼミの学生六人は、建国記念の日は何を祝うのかと尋ねられて、大間違いの答えを出した。ある学生はこれは日本が米国から独立を回復した日だと話した。科学的なサンプルではなけれども、これは建国記念の日が何であるかを説明できる日本人がいかに少ないかを示唆している。」
――ケネス・ルオフ/木村剛久+福島睦男〔訳〕『国民の天皇――戦後日本の民主主義と天皇制』岩波現代文庫, 2009年, p. 484 註154. (原著2001年)

 そのうち紹介しようと思って失念していた。戦後の紀元節復活運動(≒建国記念の日制定運動)については、同書第5章に詳しくまとめられています。

posted by 長谷川@望夢楼 at 20:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「国民の天皇」共同通信社を買いました。長谷川さん,有意義な本を紹介していただきありがとうございます。時間をかけて読もうと思います。
Posted by ダグラスリーフ at 2010年06月24日 23:52
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